赤前小学校からのお礼状@おばちゃんのきもち

第1便から第3便まで3回に渡って伺ってきた、赤前小学校避難所のみなさんと赤前小学校校長先生からお礼状が届きました。

宮古市立赤前小学校は児童数39名の小さな小学校で、校長先生や副校長先生が避難所を管理されていました。
今でも

「あのときの炊き出しのひとたち」

「バッグをくれたひとたち」

として、避難所のみなさんの印象に残っていると聞いています。

では、そのお礼状をご紹介させていただきます。

 

赤前小学校からの手紙

赤前小学校からのお礼状

 

三月十一日想像を絶する大津波に襲われ、当地区は甚大なる被害に見舞われました。

あの日は、四〇〇名を超える被災者が体育館に避難し、健常な者はずぶ濡れで運ばれてくる人やけが人を毛布でくるみ体をさすり励まし、懸命に看護に当たりました。
また、ある者は夜を徹して水くみに走り、また、ある者は地区民から寄せられた食材をもとに、余震と暗闇の中おにぎりを握り続けました。
ライフラインが途絶えた三日間は誰もが無我夢中でした。

その後、日本中いや、世界中からご支援とご協力を賜りました。
人のつながりや絆を感じ、胸を熱くいたしました。

二ヶ月に及んだ避難所での暮らしも、五月十七日全員仮設住宅へ移転し、体育館は翌日から子どもたちの歓声が沸く本来の姿に戻りました。

まだまだ、険しい道のりとは思いますが、みなさまの温情にお応えできますように一人ひとり前に向かって参ります。

ここに、ご支援賜りましたみなさまに心から感謝を申し上げ御礼のご挨拶といたします。

平成二十三年六月一日
赤前小学校避難所一同
赤前小学校校長及川総逸郎

全国のみな様

 

今日は多くを語るのはやめておきます。
みなさんが心に感じ、共に考えてくださるのが一番だと思いますので。

 

 

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