第7便【夏服バッグ】ご報告2

いつも「おばちゃんのきもちプロジェクト」にご理解とご協力をありがとうございます。

今日はいよいよ第7便当日のご報告です。
どうぞお付き合いくださいね。

前日の10日早朝に出発した我々一行は、仙台のおっちゃん宅に1泊して11日5:30に岩手に向けて出発しました。
途中渋滞もなくとても順調に進みましたが、仙台では好天だったのに岩手に近づくに連れて曇りがちに。
お届けに11日を選んだのは、震災から5カ月となるこの日山田町で復興花火が行われることになっていたためで、山田町のみなさんもとても楽しみにされていました。

「なんとか晴れてくれ~!」

と祈りながらの道中でした。

早朝からtwitterでたくさんの方々にお声をかけていただく中で、東京から大槌町の弟さん宅に向かわれているカズコさんが近くを走っているという情報をゲット。
本便は田野畑村からスタートする予定でしたので、盛岡南から宮古に入ることにしていましたが、急きょルートを変更してカズコさんを追うことに^^

花巻東和で カズコさんご夫妻と

花巻東和で カズコさんご夫妻と

花巻東和の道の駅で休憩中のカズコさんご夫妻にお会いすることができました。
この活動を開始してから知り合ったご支援者で被災地ご出身の方とお会いするのは初めてのことで、実は内心とてもエキサイティングでした。
立ち話ではありましたが、各地の被災状況や様々なお話しを伺って今後の応援もちゃっかりお願いしてから別れました。
ご夫妻さま、ありがとうございました!

いつも宮古からのルートで沿岸部に行っていた私は、釜石の惨状を初めて目にすることになりました。
おっちゃんからいろいろな報告は聞いていましたし、TVでの映像も幾度となく見ていたにも関わらず、胸が痛くなるような光景に言葉を失いました。
メイン通りの信号機さえ復旧しておらず、がれきが片付けられた商店街には手つかずのままの建物が並んでいる光景は、宮古や山田などとはまた違う寂しさを感じるものでした。
この度の震災はあまりにも広範囲で、土地土地で抱える問題も千差万別であることを再認識せずにはいられませんでした。

大槌町と山田町を一旦通り過ぎ、田野畑村へ向かいます。
山田町に入った頃には既に気温が28度でしたが、宮古市田老の摂待駅あたりでは32度まで上昇していました。
この頃には天気の心配はなくなり、その代わりに酷暑に苦しむ方々が心配になるといった感じでした。

田野畑村につくとまずは第6便でお世話になった三浦さんご一家が住む、島越に向かいました。
三浦さんの倉庫はわかるのですが、実はお宅はわかりません^^;
ところが…
津波の被害から逃れた高台に行ってみると、あのときの若いお嫁さんがちょうどお宅の前にいらしたんです!
しかも震災後に生まれたという赤ちゃんを抱いて。
ご実家からお母さまが迎えに来られて、これから里帰りというところだったようです。
聞けばご実家は田老とのこと。
胸が塞ぐような思いでしたが、おばあちゃまの腕に抱かれたちいさな命が大きな希望の光のように輝いていました。

三浦さんご一家に別れを告げ、たのはた児童館に向かいます。

たのはた児童館は田野畑村のいくつかの施設を統廃合して、今年5月にスタートした施設です。
一般的な児童館のイメージと違い(私だけでしょうか)、そこでは未就学児の保育を行っています。
施設はできたばかりでとってもきれいでしたが、この猛暑の中職員室とホールにエアコンがなくご苦労がしのばれました。

お電話でお話ししただけだった中里館長さんと挨拶をし、この日も来ていた何名かのこどもたち、お母さんたちとお会いすることができました。

どの子もとってもひと懐こくてかわいいのです^^

たのはた児童館のみなさんと

たのはた児童館のみなさんと

夏服バッグをお渡ししてから職員室でお話を伺い、お持ちしたさまざまなご支援品について申し出させていただくと、「この施設は村営ではあるけれど、昨今の事情もあり運営はほぼ任されているためとても嬉しい」と言っていただけましたので、こども用の品々のほとんどをこちらにお預けすることにしました。
おえかきちょう、クレヨン、折り紙などなど、きっとこどもたちのためにお役立ていただけると思います。

また、このときお迎えにいらしていたママさんがすぐ裏手にある仮設住宅にお住まいとのことで、手作りシュシュやエコバッグ、巾着袋などダンボールひと箱分をお預けしました。
後日仮設住宅の代表者の方を通じてお住まいのみなさんにお渡しいただけたとご報告をいただきました。

ここでひとつ「夏服バッグ」にいただいたメッセージをご紹介します。

たのはた児童館 ママからのメッセージ

たのはた児童館 ママからのメッセージ

田野畑村児童館に子供を預けています!!
大好きな飛行機やアンパンマンの手提げバック、お絵描きセットをいただいて息子はすごく喜んでいました♪
ありがとうございました
小中学生は震災後何でも支援物資が来たり必要なもの流されたもの全部揃えてもらえるのに被災した児童館の子供たちには何の支援物資も届かずそういう制度もなく正直この差に腹正しく思っていました。
そんな中みなさんの御厚意がとても嬉しかったです!!
息子が大喜びで遊んでいる姿は私にはなによりの心の癒しです。
本当にありがとうございました

(たのはた児童館 お子さんのお母さま)

今後も全力で応援し続けたいと思います。

たのはた児童館には緊急便としてみなさんからお寄せいただいていた「文房具バッグ」と「保育園セット」を本便に先駆けてお送りしましたことを、遅ればせながらご報告いたします。
(男子 各20セット 女子 各24セット)

まだまだゆっくりとお話しを伺いたかったのですが、別れを惜しんでたのはた児童館を後にしました。

帰りがけに中里館長さんからとっても嬉しい贈りものをいただいたのです。

たのはた牛乳

たのはた牛乳

「みなさんでどうぞ」

と。
冷たい牛乳やヨーグルトは心がとってもあたたかくなりました。

この後私たちは大槌町に向けて来た道を戻ります。

続きはまた後日。

 

 

4 thoughts on “第7便【夏服バッグ】ご報告2

  1. rieriepharma@サポーター

    こんばんは。
    夏休みでリフレッシュされて、ブログ再開!
    報告3以降もぼちぼち更新されるのを、ぼちぼち待ってます^^

    そんな私は暑さというより湿気にやられております。
    全然サポーターらしいことができていませんが、
    秋服便までには体調を戻します。戻してやる~!おーっ!

    返信
  2. Rocco 投稿作成者

    > rieriepharmaさま

    こんにちは!ご無沙汰しました。
    本当にぼちぼちとやらせていただいてます^^
    お体大切に、秋もまたよろしくお願いしますね。
    おーっ!

    返信
  3. ガスコ

    Rocco様おっちゃん様
    暑い中、7便のお届けありがとうございました。又、ルート変更して、会いに来て頂き感激でした(^^)。支援先の皆様からもお聞きしたかとも思いますが、この時期、岩手の沿岸部の気温が30℃超えは異常なことで、去年もでした。

    暑さが厳しいと冬の寒さも厳しくなるみたいで、これからは、仮設生活の皆様は冬の寒さを心配する方が増えるかと思います。断熱材の追加張り付け作業が田老町で開始(読売新聞)とありました。

    秋は台風がなければ穏やかです。今年の東北は、春は地震津波、夏は酷暑。せめて秋は穏やかに疲れた体を休めて、寒い冬に備えられるようにと、祈る毎日です。

    大槌の弟宅周辺の幼稚園、保育園の情報収集はできませんでした。ごめんなさい。でも、この先まだまだ。まだまだですから、
    どうぞよろしくお願いします。

    返信
  4. Rocco 投稿作成者

    > カズコさま(ガスコさんになってますよ^^)

    お世話になります。
    先日はとても嬉しかったです。ありがとうございました^^
    ほんとうに静かな秋を期待したいですね。
    もちろん今後も応援していきます。
    こちらこそよろしくお願いします!

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です