第7便【夏服バッグ】ご報告3

いつも「おばちゃんのきもちプロジェクト」にご理解とご協力をありがとうございます。

今日は8月11日に伺った第7便のご報告を続けます。

田野畑村を後にした私たちは時間を気にしながら、来た道を戻るようにして大槌町に向かいました。
この日は震災から5カ月目にあたり、ちょうどお盆の時期でもありみなさんとてもお忙しいのです。
ある意味で節目となるこの日は各地で法要や灯篭流しなどの行事が行われ、私たちが目指す赤浜小学校避難所にいらしたみなさんも今日は避難所に集まるということでした。
とにかくその行事のお邪魔にならないようにと動くため、時間がとても気になっていたのです。

大槌町に入るとまずは吉里吉里にある堤乳幼児保育園に伺い、夏服バッグをお渡ししました。
この日はたくさんの先生方が出迎えてくださり、「(ハーフパンツがいいと)わがままを聞いてくださって、遠いところをお届けくださってありがとうございます!」と大歓迎をいただきました。
ご支援くださったみなさんのお陰です。
本当にありがとうございました!

堤乳幼児保育園で

堤乳幼児保育園で

 

堤乳幼児保育園を後にして、赤浜小学校付近についたのは14:40頃。
路肩に車を止め防災無線から流れる放送を聞きながら海に向かって黙祷を捧げました。
私自身は亡くなったどなたとも面識があるわけではありません。
生前の面影を偲ぶこともできず、ただただ海に静かであって欲しい、そして今なお行方不明の方々を返して欲しいと祈るよりほかにありませんでした。

大槌町はこの日をもってすべての避難所が閉鎖されるとのことでした。
来週にはいろいろな問題をはらみながら町長選も行われます。
赤浜小学校付近の寂しい光景に変わりはありませんが、少しずつ前に進まれているのを感じました。

代表の神田さんとはその後赤浜小学校校庭でお会いすることができ、「夏服バッグ」をお渡ししました。

赤浜小学校避難所のみなさん

赤浜小学校避難所のみなさん

残念ながらお子さんたちにはお会いできませんでしたが、ママたちがとても感激されていましたよ。

夜には仮設住宅に移られたみなさんが再び集まり集会が行われるそうです。

赤浜っ子Tシャツ

赤浜っ子Tシャツ

揃いのTシャツで力強く!

 

大槌町の2カ所をもって「夏服バッグ」のお届けは完了しましたが、いつもお世話になっている方々を訪ねに山田町に向かいます。
この日は沿岸部を行ったり来たり^^

まず伺ったのは大浦保育園。

大浦保育園で

大浦保育園で

前便で夏服バッグなどをお届けした際に、おっちゃんは園長先生からビールとさきいかの差し入れをいただいていたのです^^
「いつもありがとうございます!」
と若い先生も出てきてくださいました。

そして次に大沢保育園。
やはり前便では子どもたちにおみやげをいただいたのです。

大沢保育園で

大沢保育園で

伺うことを事前にお知らせしていたのですがこの日は抜き打ちの衛生調査が入ってしまい、ちょうどその最中でした。
園長先生がとても恐縮されていましたが、お顔を拝見できて良かったです^^

そして織笠保育園。
午後に伺えばお昼ごはんを用意してくださっていたり、第三便では避難所に泊めてくださったり。
本当にお世話になっています。

こちらも伺うことはお知らせ済みでいつものようにすぐに園長先生が出てきてくださいましたが、研修会の真っ最中。
「今日の花火はどこで見るの?」
「まだ決めていないんです~」
「ここで見てください!バーベキューするから!」
とお誘いいただいたので、有難く参加させていただくことにして一旦織笠を離れました。

 

最後に、山田町ご出身で「おばちゃんのきもち」にもご賛同くださっているkiyoppiさんが帰省されている仮設住宅を訪ねました。
kiyoppiさんとはAAOの会でおっちゃんがお世話になりましたが、私は初対面。
カズコさんに続き、とても嬉しいできごとでした。

実はおっちゃんも私も仮設住宅にお邪魔するのは初めてで、とても貴重な体験をさせていただきました。
ご両親もご主人さまもとても快く迎えてくださって、車に積み込んだバラのTシャツやタオルのことを相談すると、「なかよし商店街」の「ご自由にどうぞ」コーナーをご紹介くださいました。
ただ、残念ながらそのとき既に商店街が終わってしまった時刻。
するとkiyoppiさんとご主人さまが「明日持って行きましょう」と引き受けてくださったのです。
すべての品々をお預けすることができました。
できれば仮設住宅のみなさんにも使っていただきたい旨お願いしました。

お預けしたタオルにはちょっとした仕掛けがあって・・・

Hiromiさんからのタオル

Hiromiさんからのタオル

Hiromiさんが、ある支援団体さんにお声かけくださってお送りくださったものです。
かわいいメッセージがいっぱい^^

後日・・・
kiyoppiさんがtwitterでご報告くださった写真がこちら^^
http://p.twipple.jp/tFU4R

なかよし公園商店街のみなさんも、とても喜んでくださったそうです。
http://p.twipple.jp/dAszJ

kiyoppiさんご夫妻に感謝です。ありがとうございました!

家族旅行村仮設住宅で

家族旅行村仮設住宅で

 

以上をもって第7便を終了しました。
この後私たち一家は織笠保育園に向かい、夏休み突入とさせていただいたわけです。

本便もたくさんの方々に支えられ、無事完了できましたことに深くお礼申し上げます。
まだ暑い日が続いていますが、被災地では既に冬の寒さへの不安の声が聞こえてきます。
仮設住宅で迎える初めての冬。
私たちにできることを、現地の方々の声を聞きながら考えていこうと思います。
引き続きのご支援を何卒よろしくお願いいたします。

 

 

5 thoughts on “第7便【夏服バッグ】ご報告3

  1. おはようございます。いつもありがとうございます。
    このようにご報告いただけて、少しでも現地の方のお顔が見れること、とても大事なことだと思っています。

    長距離運転&日中の活動、大変疲れたのではないでしょうか?
    ご自愛下さい。お子様達はどう感じたのでしょうね。自分も子供がおりますので、とても気になるところです。きっとご両親が一生懸命な姿を見てとても勉強になったと思います。

    「保育園セット」(ハンドメイド)につきましては、改めて募集を待ってから作成し始めたほうが宜しいでしょうか?
    ブログを拝見しておりますと、これから少しづつ、支援内容が変わりそうな気がしましたので。変更なければ、「保育園セット」製作を始めたいと思います。
    宜しくお願いします。長野県のおばちゃんより。

    返信
  2. Rocco 投稿作成者

    > 鼎さま

    こんにちは!
    いつもありがとうございます。
    保育園セットについては一旦終了します。
    ご準備くださっているものはすべてお預かりしますが、お送りいただく時期を決めますのでしばらくお待ちください。
    また、今後の手作り品支援の方向については現在検討中です。
    中高生向けバッグ、秋服バッグ、クリスマスプレゼントなどを考えていますので、こちらもしばらくお待ちいただければと思います。
    いずれにしても、ご準備くださったものはすべてお預かりしてお届けしますので、ご自身でご判断いただければ幸いです。
    よろしくお願いいたします。

    返信
  3. M&M@サポーター

    Roccoさま

    7便のお届けとご報告、ありがとうございます。
    今頃になってのコメントをお許しください。

    さて、場所によって抱える問題も千差万別という記述が心に残りました。
    被害の状況も、復興の速度も同じとは行かない分、これからも難しい面が出てくるのではないでしょうか。

    また、たのはた児童館のお母様のメッセージにも、私が知りえない気持ちが綴られていて心が痛みました。
    何もかも平等とは行かないと解っていても、
    自分のことは我慢できても、
    子どもには、平等な支援を願う親の気持ちですね。
    7便を喜んでくださって良かった…と思います。

    バナーも変わって、秋を感じます。
    詳細がアップされるのを、お待ちしています。

    返信
  4. Hiromi

    遅ればせながらお届けとご報告ありがとうございます。
    段ボールのメッセージの件、伝えそびれておりましたがお気付きくださってよかったです。
    ひょんなことからの支援でしたが、お役に立てたようでホッとしています。
    「手作り」には残念ながら貢献できないぶきっちょおばちゃん^^;ですが、
    また今後も協力させて頂きたいと思っておりますので、よろしくお願いします!

    返信
  5. Rocco 投稿作成者

    > M&Mさま
    > Hiromiさま

    こんにちは!
    いつもお世話になります^^
    今日から秋服のお願いを開始しようと考えています。
    みなさんのお力が必要です!
    これからもどうぞよろしくお願いしますね^^

    返信

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