第8便、秋服バッグにもたくさんのご支援ありがとうございました。
去る9月16日におっちゃん便が無事お届けを完了しました。
今日はそのご報告をさせていただきますね。
(おっちゃん単独便のため写真がありません。ご容赦ください。)
みなさんから寄せられたお気持ちを積んで、おっちゃん便は15日夜に出発しました。
当初15日にお届けを予定していましたので、初めてゆとりのある出発となりました。
道中おっちゃんが感じたことは、
「ボランティアバスがいない」
ことでした。
今までは岩手まで行くバスと並んで走るのが当たり前だったのに、今回は東北方面へのバスはみな宮城県内に降りてしまったそうです。
もちろん宮城県内も広範囲なだけに過酷な状態が続いています。
でも、岩手県だってとりわけ進んでいるわけではないんです。
そして、盛岡から宮古に抜ける美しい閉伊街道は先の大雨の影響か、あちこちで山肌が崩落し片側通行を余儀なくされているところがあったそうです。
ますます沿岸部が遠くなる。
そんな印象がぬぐえません。
早朝に田野畑村に到着したおっちゃんは「道の駅たのはた」で仮眠をとったあと、たのはた児童館に向かいました。
たのはた児童館には2度目の訪問となります。
そして前便での訪問時と同じ大歓迎をうけました。
「運動会のごほうびに」と思っていた秋服バッグですが、館長先生のお取り計らいでおっちゃん自らが園児ひとりひとりに手渡しすることになったそうです。
これは「おばちゃんのきもち」全便を通じて実は初めてのことです。
こどもたちの笑顔を見ながら、「ありがとう!」と言われ、とても貴重な嬉しい経験だったと言っていました。
そのお礼にと、運動会のために練習してきた歌や踊りをたくさん披露してくれたそうです。
たのはた児童館に別れを告げ、裏手の仮設住宅に佐々木さんを訪ねました。
佐々木さんには田野畑村の全3カ所の仮設住宅に住むこどもたちの取りまとめをしていただいています。
こちらでは秋服バッグ、クラフトバンド手芸用資材をお預けしました。
前便でお願いしたエコバッグなどの話になり、「みなさんとても喜ばれたが数が足りなかった」と聞いて、積み込んで行った巾着やポーチ、エコバッグなど2箱を追加でお預けしてきました。
200世帯ほどの方々分としてはまだまだ足りないと思います。
エコバッグなどのご支援は引き続き承っていますので
9月の受け入れ期間について
をご覧になってお送りくださると嬉しいです。
前便のご報告にもふれましたが、田野畑村は支援そのものが驚くほど少ないのです。
児童館では「来てくれる人などいない。来てくださるだけで嬉しい。」と歓迎されます。
暗中模索しながらこどもたちのために開館した児童館。
その先生方を支えることができるなら、ずっと応援し続けなくちゃいけないね。と思うのです。
田野畑村を後にして宮古市の赤前保育園に向かいます。
赤前保育園は第一便で初めて伺った保育園で思い入れもひとしおです。
ちょうど今年の4月1日から新しい園舎での保育が始まったばかりで、施設はきれいで津波の被害からは少し奥まった高台にあります。
今回伺うと、第一便でお会いした理事さんに5カ月ぶりにお会いすることができました。
「小枝」と名乗っただけですぐに思い出してくださって、おっちゃん大感激だったそうです^^
赤前保育園では、8月のお盆を境に支援がぱったりとなくなったそうです。
「もう自分たちでやっていくしかない時期にきたんだろうね」と話していた矢先のおっちゃんの訪問に、
「まだ続けられていたんですね!嬉しいです。有難いです。」
と、リクエストカードを送ることを約束してくださいました。
本便は田野畑村へのお届け以外は、ほぼ今まで伺った園へのお見舞いとリクエストのお願いをしてきました。
(Tom子さんのお義母さまからいただいた手作りのソーイングセットはちょうど12個で全園にお渡しできたのですよ^^)
リクエストカードの内容は
- 冬服バッグ便
- エプロン便
- クリスマス便
の3つです。
冬服バッグは秋服とほぼ同内容でリクエストがあり次第募集を行います。
エプロン便とは園児向けエプロン、先生向けスモックエプロンを(できるだけ)手作りして贈るというものです。
実は今回bunbunママさんにお手伝いいただいてスモックエプロンのサンプルをお持ちしたところ、先生方もとても喜んでくださったのでたくさんのリクエストが予想されます^^
エプロン便は10月、クリスマス便は11月に準備を行います。
既にリクエストカードが届き始めていますので、近々お願い記事をアップしますね。
ソーイング大好きな方にたくさん応援いただきたいです。
生地や資材も募集しますが、効率的な方法を模索しています。
しばらくお待ちくださいね。
次に向かった先は山田町・大槌町の保育園など10園です。
すべての園にソーイングセットをお届けし、リクエストカードをお渡ししました。
山田町の第二保育所では11月5日にクッキング保育を予定しているそうです。
エプロンの支援は実にタイムリー。
とても楽しみにされています。
同じく山田町の第一保育所では予算の都合で「今年はこどもたちへのクリスマスプレゼントができないね」ととても残念な話し合いがもたれていたそうです。
私たちがクリスマスプレゼントをお届けできたら本当に喜ばれることでしょう^^
第一保育所では園児数が増えていたため、保育園セットを男女5セットずつお預けしてきましたことをご報告します。
すべての園へのご挨拶まわり(?)が終わり、山田町のボランティアセンターに向かいました。
「災害派遣等従事車両証明」の取得のためにご尽力くださった阿部さんにお会いするため、第8便にして初めての訪問でした。
「次回からは私がきちんと対応しますから!」
と力強く請けあってくださったそうです。
「なかよし商店街」への訪問も目的としていましたが、その時点でもう17時を回っておりくたくただったおっちゃんは、大沢保育園と大浦保育園から翌日の運動会にご招待されたのもあって、1泊することになりました。
—
翌朝はまず大沢保育園の運動会へ行きました。
おっちゃんは人生初(!)の来賓席に列席したそうです^^
来賓競技にも出場!
年長児にだけ踊ることが許されている伝統の「八木節」の披露もあり、みな一生懸命がんばっていたそうですよ。
大沢保育園は今年50周年。
年季の入った園舎建て替えの計画が始まったそうです。
何らか応援できることがないか模索します。
大沢保育園の次は大浦保育園の運動会です。
途中でしたのでこっそり門の外から見ていたら、閉会式のときに
「こえださ~ん!手を振ってくださ~い!」
と放送され、手を振ると
「あの方がいつもみなさんにバッグなどを届けてくださる小枝さんですよ~」
とご紹介いただいたそうです。
その時に、いかにも海の男!という感じのパパの一団から
「いつもありがとー!!」
と力強い声が飛びかい、おっちゃんは大感激したそうです^^
こどもたちのかわいい演技や競技をたっぷり見せてもらったおっちゃんは、最後に前便でkiyoppiちゃん経由でお世話になった「なかよし商店街」を訪問しました。
なかよし商店街は小さな商店がいくつか集まってできた仮設の商店街で、その中の一角に「ご自由にどうぞ」コーナーがあります。
お世話をしてくださっているカメラ屋の昆さんにお会いし、お持ちしたはんぱサイズの巾着などを置かせていただけるようにお願いしました。
ご快諾くださったので早速並べていると、商店街の方々やお買い物中のみなさんが集まってきて、楽しそうに選んでくださっていたそうです。
その中でひとりのおばあちゃんが
病院に行ってお薬をもらうとき、「薬を入れる袋もないだろう」と先生が小さな巾着をひとつくれたのよ。
それの中にね、
「ほっかいどうのおばちゃんより」
っていう手紙が入ってたの。
有難くて涙が止まらなかった。
・・・と話してくれたそうです。
みなさんからのおきもちは、回りまわっていろいろなところで温かいメッセージとなって活躍してくれています。
こんなすてきなエピソードが聞けるのも、たくさんの方々に支えていただきながら続けてこられたからだと思います。
またしてもあったかーい気持ちでいっぱいになりながら、第8便のすべてのお届けを完了したおっちゃんなのでした。
先生方 喜んでくれたのですね とてもうれしいです
子供達のエプロンも作成予定なのですね
それはとても楽しみです!!
追加作成もがんばります!!
おっちゃん、おつかれさまでした。
たくさんのあったかい気持ちを伝えてくださってありがとうございます。
冬服便、エプロン便、クリスマス便。楽しみですね♪
エプロン便は、裁縫ができないので、資材提供ができればと思っています。
縫子さんの皆様、どうぞよろしくお願いします。
おっちゃん、おつかれさまでした〜!
おふたりとも、お仕事をしながらで、お疲れのことでしょう、気温差も激しい今日この頃、お気をつけ下さいね。
義母のソーイングセット、届けて下さり、ありがとうございます、義母も喜んでおりました。
クリスマス、子供たちにとっては本当に楽しみなイベントですよね、笑顔があふれるクリスマスになるよう、少しでもお手伝いできたらと思います!
おっちゃん、おつかれさまでした!
Roccoさん、報告ブログありがとうございます^^
喜んでもらえてよかった。
今日の夕方、昨日の朝刊(朝日新聞)を読んでいたら
山田町の復興に奔走するダニエル・カールさんの記事が載っていました!
忘れることなく、継続することが大切ですよね。
アスパラクラブ っていうコーナー(?)の記事だから、
ネットだと朝日新聞の読者しか読めないかもしれないのが
ちと残念なんですが…
> コメントくださったみなさま
第8便もご支援とご声援(?)ありがとうございました。
無事こどもたちにお届けできたことに感謝です!
今後はまた自分のキャパを超えそうな計画を立ててしまいましたが、みなさんのお力をお借りしてがんばっていこうと思います。
この連休明けにはみなさんが自由にディスカッションできるコミュニティを用意しようと考え、準備を開始しました。
まだ季節を巡りきってもいないんですもの。
私たちの活動も基盤をつくる段階だと思うんです。
より参加していただきやすい活動でありたいと思います。
それにしても・・・
被災地の様子が気になりますね。
大きな被害が出ないことを祈ります。