いつも「おばちゃんのきもちプロジェクト」にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
すっかり遅くなりましたが、1日目午後からのご報告をさせていただきますね。
岩手県沿岸部に向かう道すがらは、懸念していた雪の影響などもほとんどなく順調で、午前中のお届け&訪問も予定通りでした。
午後の最初は山田町の大沢保育園。
私たちが山田町を訪れるきっかけとなった保育園で、昨年は50周年でした。
二段の土地に分かれた老朽化した園舎の下段の方は津波の浸水がありました。
その園舎の建て替えが正式に決まり、今年度は「ふれあいセンター」に間借りしての保育になると聞いています。
そのためとても多忙な園長先生。
お体を大切にご活躍いただきたいと願います。
お誕生日プレゼントのリクエストをいただきました。
次に伺ったのは豊間根保育園。
入園祝いをお届けしました。
お誕生日プレゼントのリクエストはFAXでいただいています。
次は初めての訪問となった、わかば幼稚園。
山間のちいさな幼稚園です。
そのため園児に被災はあまりなく、職員の方々が大変な思いをされていたようです。
そんな状況ですので、この度の震災での支援はほとんど受けられていないと聞きました。
なぜもっと早く伺わなかったかと、今さらですが悔やまれます。
入園祝いをお届けしました。
お誕生日プレゼントは1番最初にFAXでリクエストしてくださいました。
今後はしっかり応援して行きます。
ここで山田町を一旦離れ、宮古市に向かいます。
あの大雪となった昨年4月19日。
初めて私たちのきもちが沿岸部に届けられた日です。
150セットの文房具バッグをお届けし、校長先生はじめすべての職員の方々が大感激で迎えてくださった津軽石小学校。
あの感動の涙の日からそろそろ1年になります。
ずっと気がかりだった私とおっちゃんは、今回津軽石小学校を訪ねたいと思っていました。
校長先生はとてもお元気で、あの日のことをしっかりと記憶してくださっていました。
入学児用に文房具バッグを用意して行きましたが、残念なことに被災した児童の多くは津軽石を離れてしまったとのことでした。
入学児童数が少ないばかりか、訪問時点では児童の詳しい事情の把握もできていないという状況。
混乱はまだまだ続いているという感じなのです。
保育園への支援をメインにしている私たちですが、折々に訪ねたいと思います。
次は赤前保育園。
入園式を行わないと聞いていましたが、入園児は必ずいるはず。ということで、保育園セットをお持ちしました。
また、付近の学童クラブも運営しているため園児用にセットできなかった筆記具やノートなど、8箱の文房具などをお預けしました。
きっと津軽石小学校や赤前小学校のこどもたちが使ってくれると思います。
先生用エプロンをお届けしました。
お誕生日プレゼントはFAXでいただいています。
ここで田野畑村に向かいます。
出発前から「もし雪で田野畑に向かうのが厳しいようなら、宮古から荷物を発送する」ということも考えていました。
宮古までは天候に特に問題なかったので、「これから向かいます」と連絡を受けました。
「あ~、良かった」
と思っていたのですが、到着したおっちゃんの話しでは、途中から吹雪のようだったそうです。
ただ、宮古からの1本道に雪が積もることはなく、その点ではまずまずの道中だったようです。
まずは仮設住宅の佐々木さん宅へ。
仮設住宅から入学するお子さんが2人いると聞き、入学祝をお届けしました。
その入学式が今日行われ、晴れやかな新1年生が誕生したと連絡をいただいています。
そして1日目最後はたのはた児童館。
入園祝いと先生用エプロンのお届けでしたが、この日は三陸鉄道開通のイベントのため園長先生はお留守でした。
イベントではたのはた児童館のこどもたちがダンスを披露したそうです。
こどもの笑顔やひたむきな姿は未来を感じさせてくれます。
三鉄の未来が明るいことを願います。
たのはた児童館では、他に事務用品などをお届けしました。
お誕生日プレゼントはFAXでいただきました。
以上15カ所のお届け&訪問を終え、第12便1日目の全行程を完了しました。
私たちが1年近く活動を続けてこられ、どこへお邪魔しても歓待を受けられるのはすべてみなさんからのお気持ちのお陰です。
先生方にお贈りしたエプロンは、
「これからあみだくじで(どれにするか)決めます!」
とか
「わー!かわいい!争奪戦だ!」
とか
「すてき!すごい!手作りだ!」
と、とても喜ばれました。
お礼のメッセージも寄せられています。
2日目のご報告と合わせてまた後日に。