第17便「おめでとう便」ご報告1

いつも「おばちゃんのきもち」の活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。

今日は千葉のおっちゃんから第17便「おめでとう便」のご報告をさせて頂きます。
3月6日、7日と山田町を中心にお届けしてきました。
二日間ともとても天気がよく、雪にあう事もなく無事に回り帰ってきました。

まず、3月6日は山田町のわかば幼稚園に向かいました。
新入園児、卒園児プレゼント、お誕生日プレゼントをお渡しして来ました。
この日、わかば幼稚園では、新入園児の父兄さんが午後から集まり説明会があるとの事なので、その場で入園プレゼントをお渡しできるようにと一番最初にお伺いしました。
園長さんにお渡しすると、こんなにかわいいのは、近くに売ってないのよ!と、とても喜んで頂けました。
説明会の席では、バックやコップ、コップ入れなど必要ですから用意しておいてくださいと話しても、なかなか物がそろわず皆さん苦労するのですが、おばちゃんのきもちで頂いたセットをお渡しすれば、父兄さんから喜ばれ、先生方も子供達の心配もせずにすむとの事です。

足早にお別れをして、次に向かいます。
実は何日か前にFAXで、3月6日の11時、「お別れクッキング」をやりますのでぜひ来てくださいと、たのはた児童館からご招待をいただいていました。
いつもは、初日の最後に向かうのですが、今回はここで向かいました。

11時にたのはた児童館につくと、子供達が可愛いエプロンを着けて、野菜を切り終えていました。
これから煮込むのでその間に子供達の感謝の気持ちをと、年小さんから順番に年中さん、年長さんの歌と踊りを見せて頂きました。

第17便 たのはた児童館

第17便 たのはた児童館

子供達の可愛い踊りが終わり、卒園する子供達にプレゼントを配りました。
自分の名前と「一言」を大きな声で聞かせてくれて、年下のみんなに年長さんのお兄さんお姉さんぶりをバッチリアピールしていました。
そして、出来たカレーが運ばれてきて、みんなでおいしく頂きました。
新入園児、卒園児プレゼント、お誕生日プレゼントをお渡しして来ました。

今回も田野畑の仮設住宅の佐々木さんにも手芸キット等を持っていきましたが、佐々木さんのご都合で会う事が出来ずに、児童館の方に預かって頂き渡してもらいました。

その後、宮古に向かいます。
宮古では、いつもご支援いただいているカズコさんがちょうど帰省されているとの事なので、宮古の駅前で待ち合わせをしてここからいっしょにお届けすることになっています。
道中、今でもその爪痕が残る道を走りながら津波にあう前の景色をいろいろと伺いました。

赤前保育園では、新入園児、卒園児プレゼント、お誕生日プレゼントをお渡ししました。
いつも、対応してくださる女性がカズコさんの姪御さんと知ってビックリ。
カズコさんたちも久しぶりの再会となり、目に涙を浮かべていました。
応接室に招かれ、園長先生と理事長とお話しさせて頂きました。
支援して頂いている方に会えた事で、先生方もとても喜んでいました。

第17便 赤前保育園

第17便 赤前保育園

写真後ろのおひなさまは、被災されたお宅で辛うじて浸水を免れたものを寄贈され、飾っているそうです。
初めて赤前保育園を訪れた時の事から、今までのご支援をお話しくださり、他のご支援の方達にも感謝の気持ちで胸がいっぱいだと伝えてくださいと言われました。

 

次に一日目最後となる豊間根保育園へと向かいました。
新入園児、卒園児プレゼント、お誕生日プレゼントをお渡しして来ました。
園の入り口には、今日の給食と書かれた箱があり、その中に今日の献立が並べてあります。
私が来た最初の頃は、この中に食べ物が並ぶ事がなかったのを思い出しました。

 

ここで時間も遅くなりましたので、宮古でカズコさんとお別れして、私も山田のビジネスホテルに戻りました。
カズコさんありがとうございました!とても楽しい道中でした。

 

船越保育園前園長で現在は震災遺児訪問をされている前川先生に次の日にお会いする連絡をした所、これから会いましょうと言って釜石からわざわざ来て下さいました。
娘さんが運転する車で山田町役場前の定食屋さんでいっしょに夜ご飯を頂きました。
実は、この店は少し前に出来たばかりで、前川先生の従姉妹とその息子さん夫婦のお店でした。
震災後店もなくなり、息子さんも体を壊していたのですが、やっと調子も良くなり仮店舗という形で営業を始めたそうです。
とてもおいしかったですよ。

前川先生とは、前からお食事でもと言って頂いていたのですが、なかなか時間が合わずご一緒できませんでしたが、今回初めてゆっくりとお話しする機会が出来、保育園が避難所になっていた頃のお話を沢山聞く事が出来ました。

どんなにリクエストしても届かない必要最低限の物資。
勝手に入り込んでブランド品を、子供達におもちゃやゲーム機を買わせようとする人、園に入って来た物資を勝手に持ち去る人たち・・・
その他にもいろいろあったそうです。
責任者として避難所の人たちを守らなければいけない立場にあった前川先生や他の園の先生方のご心労は、半端な物ではなかったようです。

娘さんも、皆さんから頂いたレッスンバッグのセットは大事に使わせて頂いていますと、涙を浮かべてとても感謝していました。
そのバッグの中の手紙には小さく千円札が折りただんで入っていたそうで、子供達と一緒に手紙と千円札を握りしめて号泣したと言ってました。
中に入っていた手紙と千円札は今でも大切に飾ってあるそうです。
前川先生には、カバンやクッション、ティッシュカバー等をお渡しして来ました。

 

こうして第17便お届け1日目を無事終えることができました。
2日目はまた後日に書かせて頂きます。

 

 

1 thought on “第17便「おめでとう便」ご報告1

  1. カズコ

    おっちゃん、お届けの時はお世話になりました。お疲れさまでした。私の汽車バスの都合で、宮古豊間根を行ったり来たりさせてしまい、すみませんでした。19時宮古発のバスに乗って帰りました。

    やっぱり、宮古は何をするにも車がないと不便な地域だな。と痛感してます。

    赤前保育園では私もびっくり!でした。
    おっちゃんのお届けのおかげで、久しぶりに従妹とも再会できてうれしいかったです。ありがとうございました^^
    これからも従妹共々、よろしくお願いします

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